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【欧州市況】株上昇、ユーロ圏ＰＭＩ統計を好感－ドイツ債下落
概要：23日の欧州株は上昇。ユーロ圏の経済統計が域内の景気回復を示唆していると受け止められたほか、トランプ米大統領による中国との通商関係を巡る発言で米中通商関係への楽観が強まった。
23日の欧州株は上昇。ユーロ圏の経済統計が域内の景気回復を示唆していると受け止められたほか、トランプ米大統領による中国との通商関係を巡る発言で米中通商関係への楽観が強まった。
ストックス欧州600指数は1.3％高。ユーロ圏総合購買担当者指数（ＰＭＩ）速報値が市場予想を上回ったことが好感された。フランスのＰＭＩは拡大を示す水準へ持ち直した。
ドイツのＤＡＸ指数は2.1％高。ドイツのＰＭＩ統計も市場予想を上回った。英国のＦＴＳＥ100指数は1.2％上昇。ジョンソン英首相が新型コロナウイルス対策の行動制限について一段の緩和を発表した。
欧州債はイタリア10年債利回りのドイツ債に対するプレミアム（上乗せ分）が３月以来最小となった。ユーロ圏ＰＭＩ統計を手掛かりに株が上昇したことに反応した。
イタリア債は小幅高だった。ドイツ債とのイールドスプレッドは６ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）縮小して167ｂｐ。
ドイツ債は利回り曲線がベアスティープ化。逃避買いが巻き戻された。英国債は下落。特に10年債が売られた。
ドイツ10年債利回りは３ｂｐ上昇してマイナス0.41％。フランス10年債利回りは３ｂｐ上げてマイナス0.08％。イタリア10年債利回りは２ｂｐ下げて1.26％だった。
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