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概要:ソフトバンクグループが売却するTモバイルUS株の価格は1株当たり103ドルで設定された。ソフトバンクGによるTモバイル株現金化の一環で、200億ドル(約2兆1300億円)余りの取引となる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
ソフトバンクグループが売却するTモバイルUS株の価格は1株当たり103ドルで設定された。ソフトバンクGによるTモバイル株現金化の一環で、200億ドル(約2兆1300億円)余りの取引となる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
独ドイツテレコムを筆頭株主とするTモバイルは22日に取引の計画を打ち出したが、価格は設定していなかった。2億株近くのTモバイル株が複雑な取引の一環で売買される。
ソフトバンクGは、今回の取引の一部としてTモバイルに3億ドルを支払うことに同意。取引に関連する全ての手数料と費用をカバーする。同社は今年初めのTモバイルとスプリントの合併により、ドイツテレコムと並ぶTモバイルの共同所有者となっていた。
103ドルの設定価格は、23日のTモバイル株終値107.16ドルを約4%下回る水準。同社株は年初以降37%上昇していた。
今回の取引は、ソフトバンクGが予定する日本国内通信子会社の株式5%の売却と並んで、約420億ドル規模の幅広い資産売却の一環で、同社はこの資金を使い自社株買いや債務削減を目指す。
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