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米失業保険の継続受給減、労働市場回復の最初の兆候－ゴールドマン
概要：米国の労働市場にごく初期的な回復の兆しが表れつつあると、ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。
米国の労働市場にごく初期的な回復の兆しが表れつつあると、ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。
ゴールドマンのエコノミスト、ヤン・ハッチウス氏が率いるアナリストは５月31日付の顧客向けリポートで、経済活動を早期に再開させた州を中心に失業保険の継続受給者数が減少した点を挙げ、企業が労働者を再雇用し、状況が変化し始めている可能性を示唆していると主張した。
ただ、失業保険統計は強弱が混在したシグナルが見られ、データの解釈は困難だと付け加えた。新型コロナウイルス危機の初期の段階では新規失業保険申請件数が全体のトレンドを見極める上で有効な指標だったが、企業が再雇用を始めるに伴い、継続受給者数がより注目すべき指標となる可能性がある。
ゴールドマンのエコノミストらは米国の失業率が６月に25％でピークを付けると予測していたが、今は先月記録した約22％が最悪期だった可能性があるとみている。
大半のレイオフは恒久的ではなく一時的なことから、雇用は今年下期にはかなり速く回復するだろうと、ハッチウス氏らは見込んだ。
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