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概要:欧州金融市場協会(AFME)は、欧州連合(EU)が域外金融機関に市場アクセスを認める「同等性評価」制度について、市場や消費者に悪影響が及ぼないよう、透明性を強化し、予測しやすい制度にする必要があるとの報告書をまとめた。 同等性評価を見直し、改善する「良い機会」だと主張している。 EUが域外金融機関に市場アクセスを認めるためには、同等性評価制度に基づき、本国がEUとほぼ同等の規制体系を備えていると判断する必要がある。 <
[ロンドン 14日 ロイター] - 欧州金融市場協会(AFME)は、欧州連合(EU)が域外金融機関に市場アクセスを認める「同等性評価」制度について、市場や消費者に悪影響が及ぼないよう、透明性を強化し、予測しやすい制度にする必要があるとの報告書をまとめた。
同等性評価を見直し、改善する「良い機会」だと主張している。
EUが域外金融機関に市場アクセスを認めるためには、同等性評価制度に基づき、本国がEUとほぼ同等の規制体系を備えていると判断する必要がある。
EUを離脱する英国については、6月30日までに英国の金融規制がEUと同等かどうかを判断し、離脱後の移行期間が今年12月に終了した後も、英金融機関に引き続き市場アクセスを認めるかどうかを決める。
AFMEがまとめた14ページの報告書では、EU離脱に直接言及した部分は2カ所しかないが、報告書公表のタイミングを踏まえると、英金融機関がどこまでEU市場に直接アクセスできるのかを巡る懸念が強まっていることがうかがえる。
EUは昨年6月にスイスの株式市場について「同等性」を持つとの認定を取り消しており、AFMEは「コミュニケーション不足」が「多大な不透明感」につながっていると指摘した。
AFMEは、同等性評価制度について、EUの金融システムへの潜在的リスクだけでなく、EUの投資家が受ける恩恵も考慮すべきだと主張。「そうすれば、国際金融市場の接続性を維持し、不要な分断化を最小限に抑え、金融サービスを利用する欧州全域の消費者の利益を最大化できる」と述べた。
EUはロンドンに対抗して独自の資本市場を構築する意向。英国のEU離脱を控え、域外の清算機関・投資会社に対する同等性評価制度の運用を厳格化している。また「影響力の大きい」金融センターからの申請を徹底的に審査するとし、暗にロンドンに言及した。
EUは同等性評価制度に関する「自治権」を今後も維持すると表明している。
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