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概要:14日に石油施設が無人機(ドローン)の攻撃を受け、過去最大規模の原油生産停止を強いられたサウジアラビアは17日、今後の原油輸出に影響は及ばないとの見通しを示すとともに、損害を受けた施設は既に稼働を一部再開しており、数カ月で生産能力は通常に戻ると表明した。
14日に石油施設が無人機(ドローン)の攻撃を受け、過去最大規模の原油生産停止を強いられたサウジアラビアは17日、今後の原油輸出に影響は及ばないとの見通しを示すとともに、損害を受けた施設は既に稼働を一部再開しており、数カ月で生産能力は通常に戻ると表明した。
市場ではこの数日、アブカイクの石油施設の損害規模を巡りさまざまな臆測が飛び交っていたが、サウジの発表により不透明性は解消された。
ただ、完全復旧には当初みられていたよりも時間がかかる見通しであり、原油トレーダーらがサウジの供給リスク上昇を織り込んでいることから原油相場は高止まりしている。
サウジのアブドルアジズ・エネルギー産業鉱物資源相はジッダでの記者説明会で、「この2日間でわれわれはテロ攻撃により失った生産の半分超を回復させ、被害を抑えることができた」と発言。「この結果、国営石油会社サウジアラムコは原油備蓄を利用することで、顧客との公約全てを今月、果たすことができるだろう」と語った。
アラムコのアミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は、アブカイクの石油施設は稼働を再開し、現在は日量約200万バレルを処理していると説明。月内に攻撃を受ける前の日量490万バレル前後に戻る見通しだとした。
アブドルアジズ・エネルギー相とナセルCEOは、アラムコは戦略備蓄を取り崩すことにより、今月の同社の原油輸出は減らないと述べ、顧客の不安を解消した。サウジはさらに、一時的に国内製油所が処理する原油を日量約100万バレル減らし、輸出向けを増やす時限措置を講じた。
しかし、生産能力の全面復旧には数カ月を要する見通しだ。アブドルアジズ・エネルギー相は、月内に日量約1100万バレルの生産能力は回復できるが、フル能力の日量1200万バレルの復旧は11月末になるとの見通しを示した。また10月の生産量はこの数カ月と同水準の日量980万バレルを目指すとした。
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