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概要:ジョンソン英首相は16日、英国の法を順守するとしつつも、欧州連合(EU)との合意が得られなくても、10月末にEU離脱を実現するとあらためて表明した。
ジョンソン英首相は16日、英国の法を順守するとしつつも、欧州連合(EU)との合意が得られなくても、10月末にEU離脱を実現するとあらためて表明した。
英議会は今月、英国のEU離脱を延期する法案を可決。エリザベス女王が裁可し、同法律が成立した。同法は、EUとの離脱合意案が10月19日までに議会で承認されず、合意なき離脱も認められなかった場合、ジョンソン首相に対し3カ月の離脱延期をEUに求めることを義務付けるもの。
ジョンソン首相はBBCとのインタビューで、同法をどのように回避するのかとの質問に対し「法に従うが、英国は10月末に離脱する」と回答。「離脱期日を延期しない、合意なしでも10月31日に離脱するということを人々が理解することが重要だ」と述べた。合意を得られなかった場合、どのように離脱延期の要請義務を回避するかについて具体的な方策は示さなかった。
英国は安定しているか、混乱しているかとの質問に対しては「実に安定的だ」と応じ、「英国の民主主義や経済が脅かされているとの考えはばかげている」と述べた。
国民がEU離脱を決めたことに伴い、英国は憲法上の調整を迎えており、厳しい時期にあるとした上で「英国は10月31日に離脱する」とあらためて言明した。
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