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概要:ジョンソン英首相は、議会を9月中旬から10月中旬にかけて休会とすることをエリザベス女王に求める。合意なき欧州連合(EU)離脱を阻止しようとする議員らの動きを封じる可能性があるが、憲法上の危機を引き起こす恐れもある。
ジョンソン英首相は、議会を9月中旬から10月中旬にかけて休会とすることをエリザベス女王に求める。合意なき欧州連合(EU)離脱を阻止しようとする議員らの動きを封じる可能性があるが、憲法上の危機を引き起こす恐れもある。
ポンドは一時1.1%安の1.2157ドルとなった。
首相は記者団とのテレビインタビューで、「新政権は非常にエキサイティングな議題を抱えている」と述べ、 「新たな法整備が必要だ。新しい重要な法案を提出する必要があり、そのため女王の施政方針演説が行われる。その日は10月14日だ」と語った。
ジョンソン首相が議会休会を要請する意思を示した書簡(28日公表)
Source: U.K. Government
計画では、議会活動は9月12日から、10月14日の女王演説で新会期が始まるまで停止される。ジョンソン首相は総選挙を目指してはいないとし、EU離脱について審議する時間は「たっぷり」あると述べた。
議会は9月3日に再開され、2週間の審議の後、議員らが所属党の年次大会に参加するために3週間の休会に入る。議員らが戻るのは10月7日の予定だが、ジョンソン首相はこれを約1週間遅らせようとしている。
首相の動きは、議会再開が10月17、18日のEU首脳会議のわずか数日前になることを意味する。この首脳会議は同月31日の離脱期限を前に、英離脱問題を議論する重要な場になると位置づけられている。
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