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概要:10日の米株式市場では、主要3指数が上昇。S&P500種株価指数は一時、史上初めて3000の大台に乗った。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受け、米金融当局が今月利下げするとの市場予想が強まった。米国債の利回り曲線はスティープ化した。
Photographer: Drew Angerer/Getty Images North America
Photographer: Drew Angerer/Getty Images North America
10日の米株式市場では、主要3指数が上昇。S&P500種株価指数は一時、史上初めて3000の大台に乗った。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受け、米金融当局が今月利下げするとの市場予想が強まった。米国債の利回り曲線はスティープ化した。
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S&P500種は0.5%高の2993.07。ダウ工業株30種平均は76.71ドル(0.3%)高の26860.20ドル。ナスダック総合指数は0.8%上げた。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満の下げで2.06%。
先週末の力強い雇用統計の発表後、株式相場は軟調に推移していたが、パウエル議長が議会証言で世界経済の減速や貿易問題を挙げて利下げへの意欲を示唆したことを受け、この日の相場は上昇に弾みがついた。10日公表された連邦公開市場委員会(FOMC)会合(6月18、19日)の議事要旨でも、利下げの論拠が強まったと金融当局者らが判断したことが分かった。
株価指数は、パウエル議長が議会で質疑応答を行っている間に上げ幅を縮小した。金融株が売られたことが主な要因。
GW&Kインベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、アーロン・クラーク氏はS&P500種が一時3000を付けたことについて、「こうした切りのいい数字に達したときは、心理的に若干の抵抗が生じる。大台に乗った後は下げるものだ」と指摘した。
米10年債利回りは一時、約1カ月ぶりに2.10%を上回ったが、その後2.04%まで低下。その後は前日とほぼ同水準で推移する展開となった。2年債利回りは一時およそ9bp低下し、1.82%を付けた。10年債利回りに比べて下げが大きくなり、イールドカーブがスティープ化した。
アバディーン・スタンダード・インベストメンツのシニアグローバルエコノミスト、ジェームズ・マッカン氏は「7月利下げは今やほぼ確実だ」と指摘。「先週発表の雇用統計の数字が力強かったことから、金融当局は検討のためにいったん休止する可能性があると一部の市場参加者は考えていた。この日の議会証言でそれはないことが明らかになった」と述べた。
ニューヨーク原油先物相場は上昇し、7週間ぶりの高値に達した。メキシコ湾に位置する低気圧がハリケーンに発達する可能性があるとの予報や米原油在庫の減少が強材料だった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は2.60ドル(4.5%)高の1バレル=60.43ドルと、終値ベースで5月22日以来の高値で引けた。ロンドンICEの北海ブレント9月限は2.85ドル高の67.01ドル。
ニューヨーク金先物相場は続伸した。パウエルFRB議長が、貿易と世界経済を巡る懸念が引き続き米経済見通しへの重しとなっているとの認識を議会証言で示し、月内の利下げ予想が強まったことが金の買いを促した。為替市場ではブルームバーグ・ドル・スポット指数が、議長証言の内容が伝わった後に急落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.9%高の1オンス=1412.50ドルで終了した。
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