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概要:英領ジブラルタルの沖合で先週、イラン産原油を運搬していたタンカーが英海兵隊に拿捕(だほ)されたのを受け、英BPの石油タンカー「ブリティッシュ・ヘリテージ」がイランによる報復を恐れてペルシャ湾内にとどまっている。
英領ジブラルタルの沖合で先週、イラン産原油を運搬していたタンカーが英海兵隊に拿捕(だほ)されたのを受け、英BPの石油タンカー「ブリティッシュ・ヘリテージ」がイランによる報復を恐れてペルシャ湾内にとどまっている。
石油約100万バレルを積載可能な同タンカーは7月6日、イラク南部のバスラ港に向かっていた際に突如Uターンした。現在はサウジアラビア沿岸沖にあり、事情に詳しい関係者1人によると、4日にジブラルタル沖で英海兵隊に「グレース1」が拿捕されたことにイランが対抗措置を取ろうとすれば標的になりかねないとBPは懸念しているという。
BPの決定は、イランと西側の間の緊張の高まりが原油の国際取引に不可欠な石油タンカー業界に影響を与えていることを示す動きだ。イラン外務省はグレース1の拿捕を海賊行為だと非難。イラン革命防衛隊の元指導者はツイッターでイランが英国のタンカーに対抗措置を講じるべきだと述べた。米国はペルシャ湾のすぐ外での最近のタンカー攻撃を巡りイランを非難している。
エネルギーコンサルタンティング会社ペトロマトリックスのマネジングディレクター、オリビエ・ジャコブ氏は、「これは心理的なゲームだ。報復で拿捕されることを望む者はいない」と指摘。ただ、イランが報復でタンカー1隻を拿捕する以上に対立を激化させる可能性は低いため、石油市場全般への影響は限定的だろうと付け加えた。
同タンカーは英国船籍で、バスラから欧州北西部に原油を輸送するためロイヤル・ダッチ・シェルがチャーターしていたが、貨物は受け取らず予約はキャンセルされた。
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