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概要:ソフトバンク<9434.T>とトヨタ自動車<7203.T>が共同で設立した移動サービス会社「モネ・テクノロジーズ」(東京・港区)に、マツダ<7261.T>やスズキ<7269.T>など自動車メーカー5社が新たに出資し、参画する方針を固めた。複数の関係筋が明らかにした。
ソフトバンク(9434.T)とトヨタ自動車(7203.T)が共同で設立した移動サービス会社「モネ・テクノロジーズ」(東京・港区)に、マツダ(7261.T)やスズキ(7269.T)など自動車メーカー5社が新たに出資し、参画する方針を固めた。複数の関係筋が明らかにした。
移動に関するデータの収集や分析に5社も協力し、自動運転車を活用した次世代移動サービス「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)」の発展を目指す。国内でのサービス基盤整備を先行させ、将来的にアジアなど海外での展開も視野に入れる。
出資するのは、マツダ、スズキ、SUBARU(7270.T)、いすゞ自動車(7202.T)、トヨタ完全子会社のダイハツ工業で、各社の出資は数%ずつになる見込み。トヨタと電気自動車(EV)などの分野で提携しているほぼ全ての企業が、モネ・テクノロジーズにも合流する。
モネ・テクノロジーズは、ソフトバンクとトヨタが2018年に共同で設立した次世代の移動サービス会社。自動運転車を使って乗りたいときに呼べるオンデマンド移動サービスの提供に向けて全国の自治体と連携し、実証実験を始めている。
設立当初から「オール・ジャパン」によるMaaSを掲げ、議決権の3分の2に当たる出資比率まではソフトバンクとトヨタが持ち、残りは他の国内自動車メーカーによる出資を広く呼びかけていた。資本金は20億円から将来的に100億円まで増資する計画を表明している。
今年3月には、ホンダ(7267.T)と日野自動車(7205.T)がともに2億4995万円ずつ出資すると発表。モネ・テクノロジーズの現在の出資比率は、ソフトバンクが約40.202%、トヨタが約39.802%、日野とホンダがそれぞれ9.998%となっている。
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