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概要:浅川雅嗣財務官は21日午後、1ドル=107円割れをうかがう水準まで進んだ円高/ドル安について「やや神経質な動きが見られた」と述べた。そのうえで、過度な変動に対しては、各国当局と協力し、適切に行動する考えを示した。市場変動を受けて臨時で開催した金融庁・財務省・日銀による国際金融資本市場に関する情報交換会合(3者会合)後、記者団に対して述べた。 浅川財務官は、市場が「やや神経質な動き」となっている背景について、米中貿易摩擦に対する市場の見方、先行き
[東京 21日 ロイター] - 浅川雅嗣財務官は21日午後、1ドル=107円割れをうかがう水準まで進んだ円高/ドル安について「やや神経質な動きが見られた」と述べた。そのうえで、過度な変動に対しては、各国当局と協力し、適切に行動する考えを示した。市場変動を受けて臨時で開催した金融庁・財務省・日銀による国際金融資本市場に関する情報交換会合(3者会合)後、記者団に対して述べた。
浅川財務官は、市場が「やや神経質な動き」となっている背景について、米中貿易摩擦に対する市場の見方、先行きの米金融政策に対する市場の見方、中東の地政学的リスクが背景にあると指摘。そのうえで「為替の過度な変動は経済や金融市場にとって必ずしも良いことではない、というのはG20で共有されている」とし、「必要なときには各国当局と協力し合う。さらに必要な時には、G7、G20の合意に従って、適切に行動することが決まっている。その方針に乗っ取って、今後とも対応していきたい」と述べた。また「過度な変動や激しい動きには対応するという基本的なスタンスには全く変わりはない」と繰り返した。
これから欧米市場での取引が始まるため、「特に為替に関しては、緊張感を持って注視していきたい」とし、今後についても「やや神経質な動きがさらに増大するかは関心のあるところ。じっくり見ていきたい」と述べた。
金融緩和方向の姿勢を示した欧米と、緩和余地が乏しい日本という構図があり、円高は必然ではないかとの指摘に対し、財務官は、黒田東彦日銀総裁が2%に向けた物価のモメンタムが失われた時には躊躇(ちゅうちょ)なく金融緩和を検討すると述べていることに触れ、全面的に信頼しているとした。
日本経済・世界経済については、緩やかに回復しているとの基調判断に変わりはないとの認識を示した。
今月28─29日に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(大阪サミット)に合わせて米中首脳会談が行われるのは「ポジティブなニュース」と評価し、「市場が安心できるような環境が整うことを心の底から期待している」と述べた。
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