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概要:米金融市場のオプションディーラーとファストマネーのトレーダーが共に市場に背を向けており、2カ月続いてきた米国株下落に拍車が掛かる恐れがある。約20年にわたり資金の流れを分析してきたゴールドマン・サックス・グループのスコット・ルーブナー氏はこう警告した。
2023年9月28日 10:41 JST
CTA、相場横ばいでも世界株式480億ドル相当を手放す見通し
「ショート・ガンマ」、19年の統計開始後で最も極端なレベル
米金融市場のオプションディーラーとファストマネーのトレーダーが共に市場に背を向けており、2カ月続いてきた米国株下落に拍車が掛かる恐れがある。約20年にわたり資金の流れを分析してきたゴールドマン・サックス・グループのスコット・ルーブナー氏はこう警告した。
S&P500種株価指数などの指標が重要な節目を割り込んだことで、トレンド追随のシステマティック・ファンドは株式保有を解消せざるを得なくなるリスクがある。
先物市場でロング・ショート戦略を通じ相場の勢いに乗る商品投資顧問業者(CTA)は、たとえ指標が横ばいでも、向こう1週間に世界株式480億ドル(約7兆1700億円)相当を手放すことになると同氏は試算する。
ヘッジ目的で大量の株式売買が可能なマーケットメーカーは現在、株価の大きな流れに身を任せざるを得ない態勢だ。つまり株価が下がれば売り、上がれば買うというもので、これは上昇・下落の両方で株価変動を激化させる。
「ショート・ガンマ」として知られるこのポジションは、ゴールドマンが2019年に統計を開始してから最も極端なレベルに達している。
同氏はリポートで「市場に規則性はなく、この四半期末まではファンダメンタルズよりフローが値動きをけん引する」とし、「この動態は超短期でなおネガティブだ」と論じた。
Source: Goldman Sachs
Source: Goldman Sachs
株価が再び上昇に転じた場合、オプションディーラーはマーケットニュートラルの姿勢を維持するために市場を追いかける必要がある。その面でオプションディーラーには、両方向で相場の動きを左右する力がある。ゴールドマンのモデルによれば、相場が1%変動すれば、33億ドル相当の株式の買いまたは売りが生じる可能性がある。
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