简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:米10年国債利回りの5%への到達は、景気が力強さをさらに増し高金利が長期化すると投資家が確信するかどうかに左右されると、バンク・オブ・アメリカ(BofA)が指摘した。
2023年9月28日 12:01 JST
景気が力強さをさらに増すと確信するかどうかが利回りを左右へ
中立政策金利の上昇観測やタームプレミアムの動きも鍵
米10年国債利回りの5%への到達は、景気が力強さをさらに増し高金利が長期化すると投資家が確信するかどうかに左右されると、バンク・オブ・アメリカ(BofA)が指摘した。
米国債利回りは27日に上昇。10年債利回りは一時4.64%と、2007年10月以来の高水準となった。米原油先物の上昇でインフレ圧力が高まるとの観測が広がったほか、米金融当局が金利を高い水準でより長期に維持する必要があるとの弱気な見方から、米国債相場は幅広く下落した。
BofAのブルーノ・ブライジーニャ氏は27日のリポートで、米10年債利回りは04-06年に見られた「世界金融危機前の金利の力学」に戻ろうとしていると分析した。
同氏はソフトランディングが依然として「われわれの基本シナリオ」とした上で、固定金利型住宅ローンや企業の借り入れコストを左右する米10年債利回りが5%に達するには、「ソフトランディングを超えるファンダメンタルズのさらなる改善だけでなく、今後の見通しを巡るより高い確信が必要になる公算が大きい」と指摘した。
そうなった場合、連邦準備制度の中立政策金利の上昇観測がさらに強まり「イールドカーブがベアスティープ化し、10年債利回りが5%の水準に近づく可能性が出てくる」と同氏は分析した。
04-06年に2年債と10年債の利回りのターム(期間)プレミアムの差は平均で40ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)前後だった。現在この差は横ばいだが、40bp近辺に戻れば、10年債利回りは「現在の状況では5%の水準に近づく」ことになると、同氏は指摘した。
ブライジーニャ氏は、4%前後の10年債利回りが「よりわれわれの基本シナリオに近い」とした上で、「利回りが上昇するヘッジシナリオを引き続き勧める」とした。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。