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概要:昨年12月に2023年1-6月(上期)の株式相場の苦戦を予想したウォール街のトップストラテジストの多くは、金利上昇による経済および企業利益に対するリスクの高まりについて警告したが、銀行セクターの波乱を予想した者はいなかった。
大方が上期の厳しさ正しく予想-起こり得る問題特定は困難とベル氏
BofAのハートネット氏は昨年12月に「クレジットイベント」予想
年初には弱気派も含めて多くの投資家とストラテジストが、金利上昇による利益拡大を見込み銀行株について確信的に強気だった。HSBCホールディングスのマックス・ケトナー氏などは1月前半に市場全体についても楽観に転じていた。ウォール街全般の悲観が逆張りの相場上昇をもたらす可能性が高いと論じた。
同氏は最近のリポートで「ごまかしは効かない。当社の前向きな見方は大きな誤りであったことがこのところの展開で判明した」と認めた。
米S&P500種株価指数は3月も上昇したが、銀行セクターの混乱で欧州の力強い相場上昇は頓挫し、ディフェンシブ株と成長株へのローテーションが起こった。一方、テクノロジー株中心のナスダック100指数は強気相場入りし、1-3月(第1四半期)は同四半期として2012年以来の好パフォーマンスとなった。これも、ほとんどのストラテジストが予想しなかった展開だ。
モルガン・スタンレーの米株担当チーフストラテジストのウィルソン氏
ミンスキーモーメント
JPモルガン・チェースではドゥブラフコ・ラコスブハス氏、マルコ・コラノビッチ氏らが上期の相場下落を予想していた。ストラテジストらは現在、第1四半期が株式の「クライマックス」になると予想している。コラノビッチ氏は最近のリポートで、銀行破綻と市場混乱、景気不透明で、過度のリスクテークを後押しする長期的ブームの最終局面である「ミンスキーモーメント」が訪れるリスクが高まったとの見方を示した。
一段の下落
バンク・オブ・アメリカ(BofA)ではマイケル・ハートネット氏が昨年12月に、クレジットイベントが23年の株式相場の底をもたらすだろうと予測。ただ、それを引き起こすのは銀行以外の貸し手、いわゆるシャドーバンクだろうと予想していた。同氏は今年の一段の株価下落予想を維持している。
少数の強気派
ドイツ銀行の米株担当チーフストラテジスト、ビンキー・チャダ氏はポジショニングを理由に1-3月の米株上昇を予想していた。現在も年末のS&P500種予想4500を据え置いている。これは現水準から10%程度の上昇になる。
HSBCのケトナー氏は昨年10-12月(第4四半期)を通じて「最大限のアンダーウエート」を維持した後、今年1月に強気に転じた。銀行セクター波乱で足をすくわれたが、強気は維持。センチメントとポジショニングがまだ非常に低調なため、逆張りによる見通し改善の可能性はあるとインタビューで語った。
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